Jリーグチェアマンが語る「Jリーグのビジネス戦略」の参加レポート

■参加した経緯
NewsPicksのアカデミア会員であることから、講演の案内が配信される。
ふとメールを見た時に、たまたまJリーグの村井チェアマンが語る講演の案内が届いた。
「これは!!」と思い、即申し込みを行い、今日を迎えた。
 
■講演内容
開始20分を参加出来なかったことは残念だったが、その点を忘れてしまうくらい満足のいく内容だった。
大きく3つのことを紹介したい。
(1)組織間提携とデジタルシェアドサービス
(2)魅力的なフットボール~2030年ビジョン~
(3)村井チェアマンに対する印象
 
■組織間提携とデジタルシェアドサービス
チェアマンの役割として、Jリーグに所属する54のクラブ全体の利益となるような
意思決定をすることが求められている。
その中のひとつに、デジタルシェアドサービスが紹介された。
 
Jリーグの各クラブ共通の願い:ハイパーエンジニアが存在しないが、システムを構築したい。
Jリーグが実現したこと:Jリーグ共通のデジタルプラットフォームをJリーグが構築し、クラウドサービスとして各クラブが利用出来るように提供すること。
 
実際にシステムをシェアすることにより、下記のテーマで現在デジタルデータの活用に取り組んでいるそうだ。
 -2016年:顧客データの整備
 -2017年:顧客データの活用
 -2018年:顧客体験の向上
 
普段システム構築を仕事としている身からすると、システム投資は多大な費用を要する。
各クラブが重複してシステム投資を実施するくらいなら、シェアしようという発想は素晴らしいと率直に感じた。
 
■魅力的なフットボール~2030年ビジョン~
JFAの目標2030
→日本代表チームは、FIFAワールドカップに出場し続け、2030年までに、ベスト4に入る。
 
この目標を掲げた後に、村井チェアマンが熱く語っていたのは、
2014年ブラジルワールドカップ決勝で決勝ゴールを挙げたドイツ代表のゲッツェのことだった。
22歳の彼がワールドカップ決勝という大舞台で決勝ゴールを挙げるまでに
 -どのような経緯を辿っていたのか
 -どのような仕組みが支えていたのか
ということについて語られていた。
他の媒体の記事で読んだことがあったが、育成システム(フットパス)の活用が背景にはある。
その育成システムを追いかけ、実施することで、目標を達成することを目指しているようだ。
 
育成システムについては、下記URLに語られているため、興味がある方は是非。
 
 
■村井チェアマンの印象
終始落ち着いたトーンのプレゼンテーションだった。
プレゼン後の質疑応答では、どのような質問に対しても、真摯に回答されていて非常に好感が持てる人物でした。
 
■今後の私のキャリア
スポーツに携わる仕事をしてみたい!と思う時間になりました。
プレゼン内容を整理することに、今週の使える時間を費やしたいと思います。
 
おわり